上映作品

 

Movie1

2021年12月18日(土)
開場 12:00 開演12:30 


©2019 「つつんで、ひらいて」製作委員会

つつんで、ひらいて

たとえば、本屋で平積みになった新刊本を手に取るとき。それも必ずしも自分のお気に入りの作家のものではない本にふれるとき。あなたを「動かしている」ものは何だろう。
それは本の装幀かもしれない。
菊地信義。空前のベストセラーとなった俵万智「サラダ記念日」をはじめ大江健三郎、古井由吉、浅田次郎、平野啓一郎、金原ひとみら1万5千冊以上もの本を手掛け、40年以上にわたり日本のブックデザイン界をリードしてきた稀代の装幀家です。本作は、美しく刺激的な本づくりで多くの読者を魅了し、作家たちに愛されてきた菊地の仕事を通して“本をつくること”を見つめた、おそらく世界初のブックデザイン・ドキュメンタリー。
 
 
監督・編集・撮影:広瀬奈々子
出演:菊地信義、水戸部功、古井由吉 ほか

 

 

Movie2

2021年12月18日(土)
開場 16:00 開演 16:30

©2019 88miles

 わたしの叔父さん

のどかで美しいデンマークの農村。27歳のクリスは、叔父さんとともに伝統的なスタイルの酪農農家を営んでいる。朝早くに起きて、足の不自由な叔父さんの着替えを手伝い、朝ごはんを食べ、牛の世話をして、作物を刈り取る。晩ごはんの後はコーヒーを淹れてくつろぎ、週に一度スーパーマーケットに出かける。ふたりの穏やかな日常は、ある夏の日を境に、少しずつ変化する。クリスはかつて抱いていた獣医になる夢を思い出し、教会で知り合った青年からのデートの誘いに胸を躍らせる。戸惑いながらも広い世界に目を向け始めたクリスを、叔父さんは静かに後押しするのだが……
 
監督:フラレ・ピーダセン
出演:イェデ・スナゴ―、ペーダ・ハンセン・テューセン、オーレ・キャスパセン、トゥーエ・フリスク・ピーダセン
 
●第32回東京国際映画祭(2019)コンペティション部門上映
 東京グランプリ/東京都知事賞 受賞作
 

作品を選んで 

 

つつんで、ひらいて

本をあまり読まない私が、この映画を観て、「店頭に置いてある本を今すぐ見に行きたい!五感で本を感じたい!」と初めて思いました。ドキュメンタリーは面白くないからと、今まで見ないで生きてきたのが勿体なかったと思える作品です。たくさんの人が本をつくることに一生懸命になっているのに、自分はなんて雑に本を扱ってしまっていたのだろうか、「本じゃなくてスマホでいいじゃん」なんて浅はかな考えを持っていしまったことが恥ずかしいほど、感動しました。(3年 田中)

 

 わたしの叔父さん

変化することだけが全てではない。
のどかで美しいデンマークの農村。叔父さんとクリスが奏でる生活音、淡々と繰り返される日々こそがかけがえのないものだと。クリスのこれからの人生に、彼女に関わる周りの人々の想いやりが温かく感じられ、彼らに幸せが訪れますようにと願うと同時に、生き方の多様や人生の尊さを伝えてくれた作品です。(4年 和田)